「ファクタリング」とは?
会社を経営している方であれば、
会社の運転資金に悩まれたことが一度くらいはあるのではないでしょうか。
事業を始める際は、銀行等の金融機関からの審査を受け借入する場合が多いと思います。
事業開始時の融資でも金融機関による審査を受けると思いますが、
一度事業を開始してからの追加融資となると事業開始の時以上に審査が厳しくなる傾向にあります。
これから安定経営に入るので、それまでの運転資金を何とかしたいと思っても、
今の経営状況が良くなければ融資を受けることは難しいと言えるでしょう。
同時に、融資までに何ヶ月もかかる場合があります。
「賞与支給の時期に一時的な資金が必要」
「売掛金の一部が入金されず、一時的な運転資金が必要」等の理由から、
金融機関の審査を待っていられないというケースも多いのではないでしょうか。
そのような場面で役立つのが「ファクタリング」です。
ファクタリングとは、将来の債権をファクタリング業者が買い取り現金がしてくれるサービスになります。
ファクタリングのメリットとデメリット
「ファクタリング」にもメリットとデメリットがあります。
ファクタリングサービスを利用する際は、メリットとデメリットをしっかりと理解しておきましょう。
メリット
- 資金調達までの期間が短い
- 業績の影響を受けずに利用できる(審査が簡単)
- 信用情報への影響がない
ファクタリングは、債権買い取りの為、一般的な融資とは異なります。
自社の債権をファクタリング会社に譲渡する形なので、審査が非常に簡単です。
最短だと数日、長くても2週間程度で債権を現金化ができます。
元々、会社の資産である債権を譲渡するだけですので、信用情報機関等に借入の記録が残ることもありません。
デメリット
- 金融機関の融資に比べて
手数料が高い - 買い取り代金の一部が留保される
- 債権譲渡登記を行われることが
ある
ファクタリングは審査が簡単で、すぐに現金化できる半面、手数料が高く設定されています。
数%から10%程度の手数料を必要とするのが一般的です。
債権の一部は留保されることが多く、即現金化できるのは70~90%程度で、
残りは翌月に支払われるところが多いです。
また債権を譲渡したという事実が登記(債権譲渡登記)されてしまう場合もあります。
債権譲渡登記されると、取引先等に債権の譲渡を行った事実を知られてしまう可能性があります。