2025.12.22
生産性向上推進体制加算の算定準備は必須
介護職員処遇改善加算Ⅰ・Ⅱへの報酬上乗せに関する要件として「生産性向上推進体制加算」が盛り込まれる予定だ。
事業者は報酬上乗せに備え、今から「生産性向上推進体制加算」の準備が必須と言えるだろう。
そこで、生産性向上推進体制加算の整理をしておきたい。
●生産性向上推進体制加算の算定要件(2024年度・令和6年度改定)
生産性向上推進体制加算は、介護現場の業務効率化・ICT活用・見守り機器導入・PDCAの実施を評価する新しい加算である。
加算は (Ⅱ)10単位/月 と (Ⅰ)100単位/月 の2段階があり、(Ⅰ)の方が要件が厳しい。
■生産性向上推進体制加算(共通要件)
1.生産性向上委員会の設置・開催
・事業所内に「生産性向上委員会」を設置する
・定期的に開催し、議事録を作成する
・業務改善の方針、ICT活用、見守り機器の運用などを協議する
・3年間の経過措置あり(設置義務化)
2.見守り機器等のテクノロジーを1つ以上導入
例(見守りセンサー、インカム、介護ロボット、位置情報機器、自動記録システム、利用者の安全確保と職員負担軽減に資するもの)
3.生産性向上ガイドラインに基づく業務改善の実施
・業務フローの見直し
・タイムスタディ
・ICT活用による記録効率化
・業務分担の適正化
・PDCAサイクルの実施
4.効果を示すデータの提出(実績報告)
・一定期間ごとに、国のシステムへデータ提出
例(夜間巡視回数、記録時間、転倒件数、機器の稼働状況)
※加算(Ⅰ)はより高度なデータ提出が必要
■生産性向上推進体制加算(Ⅱ)10単位/月の要件
(Ⅱ)は「基本的な取り組み」を評価する区分。
○主な要件
・生産性向上委員会の設置・開催
・見守り機器等を1つ以上導入
・生産性向上ガイドラインに沿った業務改善
・効果を示すデータを提出(比較データは簡易で可)
■ 生産性向上推進体制加算(Ⅰ)100単位/月の要件
(Ⅰ)は(Ⅱ)より高度な取り組みが必要。
○主な追加要件
・複数の見守り機器等のテクノロジーを導入
・導入前後の比較データを提出し、効果が確認されること
・業務改善の成果が明確に示されていること
・PDCAが継続的に実施されていること